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ベネズエラ選手権 オーシャン



プール選手権の翌日はオーシャンでの競技会が行われました。

前日に引き続き、選手・オフィシャルの多くはルールを知らないため、オフィシャルへのルール説明からスタート。

ビーチフラッグスの予選ではフライング2回までOK、Downは1人ずつという特別ルールの下、選手もオフィシャルも協議会開催の練習を行いました。

オーシャン競技では、サーフレースとレスキューチューブレスキューを行いました。

レスキューチューブレスキューではフィンを持ってきた選手が少なかったため、こちらもフィン無しの特別ルールで行われました。



改善点をあげれば、切りがありませんが、選手にとっても、オフィシャルにとっても非常に有意義な1日だったと思います。

来年以降、ベネズエラのライフセーバーだけで選手権を実施できることを期待したいと思います。

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ベネズエラ初プール選手権



国際溺水会議、ライフセービング講座に引き続き、3日目はプール選手権が行われました。

競技会のセッションはカナダのライフセービング協会Lifesaving Societyのレベッカとナタリーが担当ですか。

ベネズエラライフセービング協会はマネキン、障害が4コース分しか所有していなかったので各ヒート4コースでの実施でした。

マネキン競技では初めてマネキンに触れる人もいたため、私はベネズエラのインストラクターと共にデモンストレーションを行いました。



結局、多くの選手がルールをしっかりと把握していなかったこと、デモンストレーションや基礎からの大会運営のためのオフィシャルへ会議(もちろん現地のオフィシャルは初めての経験です。)などの影響で行えた競技は、100m障害、50mX4障害リレー、50mマネキンキャリー、各チーム50mマネキンキャリーの上位4名の記録を足してのチームマネキンリレーの4種目だけでした。

せっかく100mレスキューメドレーの練習をしていて、前日の21時過ぎにもプールに行ってマネキンを使って練習をしたのに、意気消沈でしたが、この競技会で特に印象に残ったことが2点あります。

1点目は、2年前、自分と同じビーチでガードをしていた当時17歳のライフセーバーがマネキンリレーでメダルを取ったことです。学校に通っていなかったので、高校生ライフセーバーとは言えませんが、彼の初ガードを見守った自分としては感慨な瞬間でした。



2つ目は58歳、51歳のライフセーバーが競技に参加していたことです。
58歳のライフセーバーはマネキンキャリーでは完泳できませんでしたが、還暦を間近に控えたライフセーバーが新しいライフセービングに挑戦する姿に感動しました。



自分がその年になるのにはあと30年ライフセービングを続けなくてはいけません。途方のない時間かもしれませんが、目標となるライフセーバーがいることは素晴らしいことですので、自分がその時も前を見つめていられるライフセーバーであるように過ごしていきたいと思います。

ライフセーバーに引退はない。

しかし私は自分自身で成長することをやめることがあれば、その時にライフセーバーを引退しようと思っています。同時にライフセーバーが必要のない世界が来て、ライフセービングをしなくても水辺の事故がなくなる日が来ることも祈っています。

ライフセービング講座



前日の国際溺水会議に引き続き、翌日は各国代表によるライフセービング講座が開かれました。

アメリカは、レスキューチューブレスキューとボードレスキュー。
アルゼンチンは頸椎処置とCPR、ブラジルはIRBと3つの講座を受講生はローテーションをしながら1日を過ごしました。

今回の講座に合わせて、ライフセービング協会は3本のゴム製で膨らまし可能なレスキューボード(うち1本はアメリカのインストラクターからの寄贈)とIRBを購入しました。

受講生たちは初めて見るレスキューボードに戸惑いながらも果敢に波に向かって挑んでいました。

レスキュー練では多少、荒業が見られましたが普段はレスキューチューブも使わずにガードを行っているメンバーが多い中、順応をしているなとも感じました。

講習会を通じていつも思うことは、受講生の無限の可能性。今日この場で講習を受けたライフセーバーが世界の海に羽ばたいていくのを楽しみにしたいと思います。



第2回国際溺水防止会議 概要

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第2回国際溺水防止会議とベネズエラ選手権レポート第1弾です。
まずは6月28日に行われた第2回国際溺水防止会議です。

これは世界での溺水を少しでも減らすように各国での取り組みを共有するもので、第1回は2011年に50か国435が参加し、ベトナムで行われました。

今回の会議は、アメリカ合衆国、カナダ、ブラジル、アルゼンチン、スペイン、日本と参加国は少なかったですが、一般の参加者にも門戸を開いたため、現地のライフセーバーをはじめ第1回会議よりも多い600人近くの参加者が集まりました。

会議は
◎ベネズエラにおける事故の統計
◎Bay Watchの監修も務めたというアメリカのChris Brewsterによる世界の溺水統計
◎ベネズエラの海水浴安全に対する取り組みと問題点
◎アメリカのライフセービング~ガルベスタン島の例~
◎ライフセーバーにとってのガイドライン2010 ~アルゼンチンの解釈~
◎観光とライフセービング ~ベネズエラの取り組む~
◎カナダのライフセービング活動とJr.活動
◎ブラジルのライフセービング
◎スペインのライフセービング

情熱の国、スペインでは男性が女性をエスコートして海に入ったのが起源といわえていることや、ベネズエラのライフガードの大手スポンサーがビール会社であり、海岸での酒類の販売を禁止できないなどの各国の代表しか話のできないお国事情を聞くことができました。

特にスペイン、アルゼンチン、ブラジル、カナダといった国々のライフセーバーと関わる機会は今回が初めてだったので貴重な経験となりました。

このような会議が小規模でも継続的に行われていくことで、統計上には表れない“溺れる可能性のある人を、1人でも多く幸せに家に送り届けるため”という我々の使命を果たせるのかもしれません。

当日の各国のプレゼンテーションの内容は、この場に留まらずクラブでも還元していければと思います。

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ベネズエラ選手権終了

6月28日~7月1日に行われた第2回国際溺水防止会議とベネズエラ選手権が無事に終了しました。



当日はベネズエラのライフセーバーの他、アメリカ合衆国、カナダ、ブラジル、アルゼンチン、スペインからライフセーバーが参加し、各国のライフセーバーが1つのチームであることを確認し、“溺れる可能性のある人を、1人でも多く幸せに家に送り届けるため”の努力をしていくことが共有されました。

当日の各国のプレゼンテーションの内容は、シリーズもので少しずつ共有していければと思います。

ワールドゲームスまでにコロンビアでライフセービング協会を立ち上げるという宿題までもらってしまいましたが、できないと言ってしまえば、それで終了ですので、実現できるように努力していこうと思います。

取り急ぎ、貴重な時間を共有してくれた各国のライフセーバーと、この会を主催し招待いただきましたYMCA Caracasに感謝いたします。





@Caracas International Airport

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