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カルタヘナ 世界遺産の町で働くライフセーバー

久しぶりのコロンビア海水浴場情報です。



要塞と美しい建造物群が多く残り、コロンビアでもっとも美しい港街として世界遺産にも認定されているカルタヘナに行ってきました。
農業分野で働く私にとっては、遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)としても身近な都市で、世界中から観光客がやって来ます。



そんなカルタヘナ市のBocagrande、Castillogrande、Marbella、Cielo Marと呼ばれる21kmに渡る海岸線には約20の監視所が設けられ、7時から18時までライフセーバーが監視をおこなっています。



21kmの海岸線に20の監視所というと少し距離が離れているように感じますが、実際には岩場が多く、海水浴のできる砂浜は集中しているので、約200mくらいにひとつの監視所が設置されています。また高級ホテルの正面のビーチはプライベートビーチのように管理され、ホテルのライフセーバーが設置されています。



約80人のライフガードがCuerpo de salvavidas Cartagenaという団体に準地方公務員登録され、ハイシーズンの今は40人強が勤務についているとのことでした。

レスキュー器材はお馴染みのレスキューキャン。



笛を躊躇なく吹く監視スタイルで、海岸線に突き出す岩のヘッドランドに登ったり、流されて近づいてしまう遊泳者を注意する様子は、ベネズエラでガードをしていた子供たちのビーチを思い出させてくれました。

アフリカからの移民が多いこの地区では、黒人系のライフセーバーが多いのも特徴です。



写真はJustinとRoger

ワールドゲームスの影響もあり、競技を含むライフセービングの認識はだんだんと高まってきました。そろそろ、各地で活動を行っているライフセーバーがまとまって、1つの組織を作る時期なのかもしれません。国内でも気候や文化が多様に存在するコロンビアでライフセーバーを1つにまとめるのは難しいのでしょうか、今後はそんなお手伝いもしていけたらなと思っております。

最後に観光地のPlaya Blancaの写真を。
上記のライフセーバーのいるビーチは地元の人も通う大衆海水浴場という感じですが、こちらは観光客ばかりです。



こちらには、ライフセーバーは配置されていませんが、陸上では警察官が詰め所に待機し、売店組合が自主的に海の治安を守っていました。
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RESCUE 2016 配置決定

2016年9月1日から18日までオランダのノールトウェイク(ビーチ会場)およびアイントホーフェン(プール会場)で開催されるRESCUE 2016の審判員配置が発表されました。

今回はプール会場70名のオフィシャルに対して140名、ビーチ会場80名のオフィシャルに対して150名の応募があったようです。審判員としての登録されたことは喜ばしいことなのですが、7日、8日、10日、11日のフィニッシュジャッジ4日間だけになってしまったのは残念です。

今回はSERCの審判もやりたかったのに。。。陸上からしっかり見学することにいたします。

えっかさんはSERCの審判にも選出されたというので、なんとも羨ましい限りですが、自分の与えられた立場でしっかり仕事をこなしていきます。

これから世界大会ニュースレター等更新していきますので、楽しみにしていてください。

RESCUE 2016の詳細情報はこちらから
http://www.lifesaving2016.com

Rescue 2016 オランダ大会News letter

Rescue 2016 オランダ大会のNewsletterが届きました。

今回もプール競技およびSERCのTechnical Officialとしてエントリーしています。



http://www.lifesaving2016.com/

コロンビアに帰ってきました

サメ騒動の大竹からコロンビアに戻ってきました。

ついにコロンビアの玄関口、ボゴタのエル・ドラード国際空港にもAEDが導入されましたね。



エルドラード空港には以前からAEDが設置されていたので、実際には利用者の目の見える所に配置されたということでしょうか?

まだまだ命の重みの国際格差は大きいですが、このような小さな進歩の積み重ねで救える命が少しでも多くなるといいですね。


キューバのライフセーバー

2015年明けましておめでとうございます。
2014年末から年明けにかけて、キューバで過ごしておりました。


写真(ハバナ市内とクラシックカー)

キューバの首都ハバナから約200km、クラシックカーのタクシーで1時間半ほど東に行ったところにあるキューバの一大ビーチリゾート・バラデロには遠浅の白い砂浜が広がっています。


写真(バラデロの砂浜)


写真(南米で大人気のビーチバレー)

この観光地には約300人のライフセーバーは2日間の交代制で勤務しております。ちなみに労働者のほとんどが公務員のキューバではライフセーバーももちろん公務員です。
勤務時間は7時30分から19時30分までの12時間で7時30分に統括オフィスに集合し、150m毎に約70置かれておる各監視場所に1人から2人配置されます。
(実際には監視時間はライフセーバーの裁量によって左右されます。)


写真(ライフセーバー監視所)


写真(黄色か青かわからない遊泳状況の旗、ちなみに色は青です。)

もの不足のキューバでは、もちろん救助器材はありません。
救急車を呼ぶための携帯電話も自己負担です。ライフセーバーは笛と体一つで監視救助業務にあたります。

ライフセーバーになるためには、ライフセーバー養成学校に1年間通わなくてはなりません。入学試験には1km泳や1km走などの体力試験が行われ、養成学校ではキューバのべベテランインストラクターによるライフセービング講習に加え、医師や救急救命士による救急法の指導が行われます。

ライフセーバー養成学校に入学すれば、ボランティアとして有給で監視活動にも参加することができます。このようなライフセーバー養成制度が整っていてもライフセーバーの数は十分に足りておらず、1日に1人で10人以上も救助する日もあるようです。


写真(キューバのライフセーバーと)


写真(キャップとライフセービンググッズを交換しました。)

物不足の環境ではありますが、観光客向けのレストランや海の家と連携してライフセーバーの食事を提供したり、活動をサポートする様子はラテンの国らしい温かさを感じました。

2015年はアメリカ合衆国との国交正常化交渉がスタートするキューバにおいて、これからライフセービングの輪がさらに広がることを期待したいと思います。

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