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キューバのライフセーバー

2015年明けましておめでとうございます。
2014年末から年明けにかけて、キューバで過ごしておりました。


写真(ハバナ市内とクラシックカー)

キューバの首都ハバナから約200km、クラシックカーのタクシーで1時間半ほど東に行ったところにあるキューバの一大ビーチリゾート・バラデロには遠浅の白い砂浜が広がっています。


写真(バラデロの砂浜)


写真(南米で大人気のビーチバレー)

この観光地には約300人のライフセーバーは2日間の交代制で勤務しております。ちなみに労働者のほとんどが公務員のキューバではライフセーバーももちろん公務員です。
勤務時間は7時30分から19時30分までの12時間で7時30分に統括オフィスに集合し、150m毎に約70置かれておる各監視場所に1人から2人配置されます。
(実際には監視時間はライフセーバーの裁量によって左右されます。)


写真(ライフセーバー監視所)


写真(黄色か青かわからない遊泳状況の旗、ちなみに色は青です。)

もの不足のキューバでは、もちろん救助器材はありません。
救急車を呼ぶための携帯電話も自己負担です。ライフセーバーは笛と体一つで監視救助業務にあたります。

ライフセーバーになるためには、ライフセーバー養成学校に1年間通わなくてはなりません。入学試験には1km泳や1km走などの体力試験が行われ、養成学校ではキューバのべベテランインストラクターによるライフセービング講習に加え、医師や救急救命士による救急法の指導が行われます。

ライフセーバー養成学校に入学すれば、ボランティアとして有給で監視活動にも参加することができます。このようなライフセーバー養成制度が整っていてもライフセーバーの数は十分に足りておらず、1日に1人で10人以上も救助する日もあるようです。


写真(キューバのライフセーバーと)


写真(キャップとライフセービンググッズを交換しました。)

物不足の環境ではありますが、観光客向けのレストランや海の家と連携してライフセーバーの食事を提供したり、活動をサポートする様子はラテンの国らしい温かさを感じました。

2015年はアメリカ合衆国との国交正常化交渉がスタートするキューバにおいて、これからライフセービングの輪がさらに広がることを期待したいと思います。
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