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ベネズエラ初プール選手権



国際溺水会議、ライフセービング講座に引き続き、3日目はプール選手権が行われました。

競技会のセッションはカナダのライフセービング協会Lifesaving Societyのレベッカとナタリーが担当ですか。

ベネズエラライフセービング協会はマネキン、障害が4コース分しか所有していなかったので各ヒート4コースでの実施でした。

マネキン競技では初めてマネキンに触れる人もいたため、私はベネズエラのインストラクターと共にデモンストレーションを行いました。



結局、多くの選手がルールをしっかりと把握していなかったこと、デモンストレーションや基礎からの大会運営のためのオフィシャルへ会議(もちろん現地のオフィシャルは初めての経験です。)などの影響で行えた競技は、100m障害、50mX4障害リレー、50mマネキンキャリー、各チーム50mマネキンキャリーの上位4名の記録を足してのチームマネキンリレーの4種目だけでした。

せっかく100mレスキューメドレーの練習をしていて、前日の21時過ぎにもプールに行ってマネキンを使って練習をしたのに、意気消沈でしたが、この競技会で特に印象に残ったことが2点あります。

1点目は、2年前、自分と同じビーチでガードをしていた当時17歳のライフセーバーがマネキンリレーでメダルを取ったことです。学校に通っていなかったので、高校生ライフセーバーとは言えませんが、彼の初ガードを見守った自分としては感慨な瞬間でした。



2つ目は58歳、51歳のライフセーバーが競技に参加していたことです。
58歳のライフセーバーはマネキンキャリーでは完泳できませんでしたが、還暦を間近に控えたライフセーバーが新しいライフセービングに挑戦する姿に感動しました。



自分がその年になるのにはあと30年ライフセービングを続けなくてはいけません。途方のない時間かもしれませんが、目標となるライフセーバーがいることは素晴らしいことですので、自分がその時も前を見つめていられるライフセーバーであるように過ごしていきたいと思います。

ライフセーバーに引退はない。

しかし私は自分自身で成長することをやめることがあれば、その時にライフセーバーを引退しようと思っています。同時にライフセーバーが必要のない世界が来て、ライフセービングをしなくても水辺の事故がなくなる日が来ることも祈っています。
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