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2009年 夏 開幕

8月1日、待ちに待った夏休みがやって来ました。
2月、4月の連休に数日ガードには入っていましたが、復帰直後はなんとも言えない違和感があるものです。しかしながら、この1月にライフセーバーデビューした後輩ライフセーバーたちが7ヶ月に及ぶ毎日のガードで大きく成長し、ガード感覚を取り戻すまでに大きなサポートをしてくれました。2月にはまだギコチなかった彼らが、ビーチの全貌を十二分に把握して、ガードをコントロールする姿はを見ると、365日がガード期間のベネズエラでのライフセーバーの成長が早いなぁと感じています。

8月はベネズエラも夏休みのハイ・シーズン。9月中旬までの週末は300m足らずの私の浜には2000人近くの遊泳者が訪れます。今年も週末を中心にサポートをさせていただくことになりました。

初日の今日も10時過ぎには日よけのスペースはいっぱいになり子供たちが海は溢れ返りました。慌しいガードが続きましたが、連休時に椅子に座る暇もなかったガードに比べれば、なんとやらカメラをパトロールパンツになんとか乗り切ることができました。

300mの浜、2000人の遊泳者に対して3人というライフセーバーは決して多いとは言えませんが、人数が少ないことを理由にすることなく、海に訪れた人全員が笑顔で帰宅できるビーチを目指して1日1日を乗り切っていきたいと思います。

大竹も後半戦突入ですが、引き続き無事故を続けていきましょう。

写真は今日のビーチ




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いよいよ出国

私が、ではありませんよ。(大竹のガードに参加したいのは山々ですが…残念ながら、後半年任期満了までここで働かせていただきます。)

いよいよJICA事業「世界の笑顔のためのプログラム」によって、大竹サーフライフセービングクラブから寄贈されるパトロール・ユニフォームがJICA倉庫に送られるそうです。(まっこさんより連絡をいただきました。)同じく寄贈されますレスキューチューブ2本は愛子が夏明けにベネズエラまで運んでくれます。

企画から1年以上、年度もまたいでしまい、夏前の忙しい時期に発送となってしまいましたが、快く賛同をしていただき、ご協力いただきました王様はじめクラブメンバーの皆様、中々連絡の取りづらい環境で調整してくれたうらら、まっこ、しゅんすけ他、事務局の皆様、発送準備をしてくれたメンバー、そしてパトロール・ユニフォームを提供していただいたメンバーに心より感謝いたします。ありがとうございました。

このお礼は来年の夏、フル稼働でさせていただきます。

後は届くのを待つだけとなりました。私の手元に届くのは3ヶ月、4ヶ月後と言われています。そしてその後、現地ライフセービング協会等への譲渡という大役が残っていますが、皆さんのご好意を精一杯、現地のライフセーバーに伝えていきたいと思っています。

企画段階からワクワクしていましたが、今さらに興奮しております。
早く届かないかな~♪ 今から待ち遠しくてたまりません。

写真は同封されるメッセージカード
クラブより以下のメッセージをいただきました。
“遠くベネズエラで、私たちのユニフォームが着られることをとてもうれしく思います。
海が全ての人にとって楽しい場所であるように。私たちの目標は同じですね。”

更新講習会&ベーシック講習会

ご無沙汰しています。大竹ベーシックも無事終わり、後は夏の到来を待つだけではないでしょうか?

スペイン語検定試験とアメリカからのボランティアライフセーバーの送別会に首都まで上がってくると、週明けに講習会があるということで早速、職場に休暇申請をして,参加させてもらうことになりました。

この講習会、日本でいう更新講習会でベーシック講習会と同時開催されました。ベーシック受講生8名、更新講習生3名に対して講習会コーディネーターに加え3名のインストラクターに私の加わった豪華メンバーで、講習会は始まりました。前にも紹介しましたが、こちらのベーシック講習会は12日間の合宿形式と主に週末および夜間を利用した3ヶ月程度の通い形式に分けられますが、今回は後者のプール実習の初日でした。

日本と違い講習会の中で50m-50秒以内、400m-9分以内、潜水、立ち泳ぎをこなさなくてはならず、受講生は果敢にタイムに挑戦していました。

私が面白いなと感じたのは、ベーシック更新講習の受講生たちもタイム測定・潜水・立ち泳ぎに参加しなくてはいけないことで、更新講習生たちも息を切らしながら泳いでいました。ライフセーバーにとってトレーニングは義務だといいながらも、毎日が監視業務のこの国ではトレーニングよりも実践でのガードが優先されます。ガードを毎日のようにこなすことで海を見る目、遊泳者との接し方などのパトロールスキルは日本よりも早く学べるのは事実ですが、トレーニングは疎かになりがちです。定期的な更新講習の機会に自分の技術だけでなく、体力を見つめ直すことは非常にいいことなのではないかと感じました。自分も久々のタイム測定で、多くのものを感じました。トレーニングができてないわけではありませんが、もっと高いところを目指さないといけないようです。
(ちなみに更新講習ではタイムが悪くても落とされることはないそうですが、インストラクターよりきついお言葉が掛けられていました。)

タイム測定の後は、プールへのエントリー方法、ヘッドアップ、あおり、逆あおりの練習、立ち泳ぎの練習と水中基本動作を確認して本日の講習会はおしまい。

水曜日に夜間の学科が行なわれた後、来週は海でチューブレスキュー、ボードレスキューが行なわれるそうです。(長い講習会は夏まで続きます。)

来週も参加したいのは山々ですが、学校が学年末の繁忙期ということもあってお断りしてきました。しかしながら来月はライフセービングの聖地・マルガリータ島で合宿型の講習会が行なわれるということなのでそこに参加できたらなと思っています。

今回の大竹ベーシックも女性インストラクターが多かったようですが、本日の講習のチーフインストラクターも女性でした。現場でガードに当たるライフセーバーの女性比は極端に少ないですが、講習会になると彼女らの存在感は非常に大きく感じます。そんな女性のパワーに押し負けないように、世の男性ライフセーバーもがんばっていきましょう!

写真は、講習会の様子





講習終了後、受講生と

ぶらっと,,,

所用でホームビーチの近くまで行ったので、ガード終了前にちょっとだけ顔を出してきました。ぶらっと、立ち寄れるビーチがあることは嬉しいものです。

特に目的はないと言えばなかったのですが、あると言えばあって”レスキューレポート”の草案を持っていきました。
正直、少ないガードメンバーでレスキューレポートを書くのは大きな負担ですが、海の家が、ライフセーバーがどれだけのレスキューをしているかを地方自治体にアピールするために準備が整い次第開始することになりそうです。
ライフセーバーの配置は事故を未然に防ぐという目に見えない効果が大きいですが、実際に目に見える形の数字を示すことで見えない数字が見えてくるのではないでしょうか。
ベネズエラのライフセービングは今、急速に発展しています。多くの浜からレスキューレポートを集めて、統計をとれる日も意外に近いのかもしれません。

夏休みにさらに発展したビーチで活動できることを期待して今は自己研鑽に励もうと思います。

ちなみに、スポーツ委員長のありがたいトレーニングへのあおりのおかげで1時間ほど水着で泳いできました。ライフセービングにオフはない南の国に来るとその言葉が身に染みてわかります。日本はまだヒンヤリしているかもしれませんが、みんなで盛り上げて気持ちだけは常夏でいきましょう!

写真は、業務終了間近のビーチ
(通常の土曜日の人出はこんなものです。)





    
    地方自治体(州)による大規模なビーチサイドの清掃活動

ライフセービング協会ボランティア募集

大竹、つくばでは新勧行事が続々と実施されているようですね。一生の付き合いも、出会いは常に一瞬の偶然です。今年もたくさんの人がライフセービングに出会い、長い付き合いの第一歩を踏み出してくれることを願っています。

ちなみに私がライフセービングを続ける理由は、、、ありません。好きなことと、困っている人を助けることに理由はいらないそうです。そして、ライフセービングを続けることで一番助けられているのは自分だと気づく時、ライフセービングに出会えた一瞬の偶然とゴ○ラさんの強い(強すぎる?)押しに感謝しています。

さてさて首都で仕事があったので、合間をぬって半年ぶりにライフセービング協会に顔を出してきました。去年11月の講習会以来の再会というメンバーも多く、ずいぶん長い時間がたってしまったなぁと感じながらも、温かく迎えてくれたメンバーに感謝です。

ジュニアの水泳教室の見学や、語学授業で折り紙教室もさせてもらい充実した1日でした。個人的にも10月の講習会でもらったベーシック試験問題の疑問点も解決し、大満足の一日でした。ベーシック試験問題、整理して近日公開させていただきます。
大竹ベーシック生の試験対策と学習のしるべになればいいかと思います。
もちろん、問題は日本のと違いますからね。ベネズエラのほうが範囲も広く、深くつっこんでいるかと思います。(なんたったベーシック講習の期間は12日間ですからね。)

別件で、ライフセービング協会からボランティアの募集です。

ベネズエラ・ライフセービング協会YMCAカラカスでは7月1日から6月31日までの1年間の任期で、ボランティアの外国人を募集しています。今年度から日本人も対象になったとのことで、人材を探しているようです。

条件は、スペイン語での日常会話に問題のない人
食事1日3食支給(おいしい)、住居提供(ライフセービング協会内)、協会内のジム・プール使い放題、別に福利厚生費として補助金支給

主な仕事は、日本語クラスの先生・プールでの水泳指導ですが、YMCAカラカスはライフセービングのベネズエラ国際機関だけでなく、ダイビングの国際機関でもありますので週末は様々な課外活動にも参加できます。

大竹、日本で学んだライフセービングを世界で生かしたい方ご連絡ください(質問等も下のコメントでいいですよ)。帰国してチャンスがあれば自分も来たいと思います。

今回の目的だった世界の笑顔のためにプログラムのパトロールユニフォームの支給数の割りふりは、まだ詰められませんでしたが、少しずつ練っていけたらと思っています。

写真は、ライフセービング協会のプールで