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遠泳

4種の技術練習の後、午後メインは遠泳です。消防艇で沖まで講習生を運び、浜まで戻ってくると言う単純なものですが、76人の講習生の安全を守りつつ、完泳させることは一苦労です。受講生を5つのグループに分けて船で運び、レスキューボード1本と2本のサーフボード、フィン付のチューブ、そして消防艇で併走しました。他のインストラクターは残ったグループの反復練習の指導についていたので、一番若い私はレスキューチューを2本携え、フィン付スイムで5往復させてもらいました。

講習をサポートしてくれる地元の方々には、「また行くの?大丈夫?」って心配されていましたが、ライフセーバーはこれくらいトレーニングしなくちゃいけないよって、受講生にアピールできたかなと感じています。早く泳ぐためのフィンも使い慣れておかないと、その能力を最大限に発揮できませんね…。

水着、ポケマ、三角巾だけでここまで来てしまいましたが、フィンもラッシュもボードも必要でしたね。近々買います。ボードは無理かなぁ~。

写真は

船で沖に向かう受講生(まだ余裕の笑顔です。)



夕日に向かって泳ぐ!



仲間を迎える講習生


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講習会3日目 バックボード、ロックトレーニング、ボードレスキュー、ロープでの救助

講習3日目、朝5時の起床が辛い…。インストラクターは常時11人以上いるので、自分の講習に割りあてられていない時は休めるので、朝のフィットネス講習には来ないインストラクターも多いですが、受講生に尊敬されて?こそ、インストラクター。この日も無駄にテンションの高いアジア人は受講生をあおりまくっていました。

講習をしていて感じたこと。“話しながら、動作ができない!”これは普段の学校生活でも感じていることですが、声を出しながら、トレーニングができない。声掛けをしながら、レスキューができない。CPRの呼称を言いながら、実践ができない。と慣れてないことでベネズエラ人にとっては少し難しいことなのかなと思いましたが、声を出すことは一番のコミュニケーション手段。“大きく!はっきり!”の声出しを求めました。大きく、はっきり話してくれないと水の中では自分が聞き取れない(スペイン語が未熟だから)っていうのがあったのかもしれませんが…でも大事なことです。

今日の午前のメインはグループに分かれてのバックボード、ロックトレーニング、ボードレスキュー、ロープでの救助の技術練習。私はバックボードの担当になりました。正直、ロックトレーニングも実際見るのは初めてだったし、ロープでの救助と言ってもラインスローのロープをちょっと触ったことがあるだけで教えてもらいたいくらいでした。

静水での処置ということで、バックボード固定まで全て水中で行いました。日本人から見るとかなり大雑把な処置に“もっと愛情込めて!”って何度も叫んでいましたが、回を重ねることにうまくなっていくのが実感しました。身体が覚えるまでしっかり反復練習をすることが大切です。

写真は本日の4本柱

バックボード



ロックトレーニング



ボードレスキュー



ロープでの救助


市長さんがやって来た。

講習2日目の夜は、市長さんが講習生を激励に来てくれました。ここの市長さんなんと言っても今回の講習会のメインスポンサーで、講習場所の提供、食事の手配、器材、講習中の警察・緊急車両の待機などいたれりつくせりのサポートでした。
その背景には今回の講習に地元の警察・消防・軍・自衛組織の職員の多くが講習に参加しているということがありますが、ライフセービング技術の必要性を理解し、水に囲まれたこの土地で水の事故をなくそうという意気込みで講習会を誘致してくれたその行動力に敬意と感謝の念を感じました。

ベネズエラのライフセーバーはマルガリータ島という一大観光地を除いては地方自治体か、個人経営者(海の家や市営プール)に雇われるしかありません。ベネズエラでもまだまだライフセービングだけで食べていける人は少ないですが、こういった自治体が増えていくことでライフセーバーの数が増え、水の事故が減っていくことを期待したいですね。

ちなみに今回のインストラクターの1人がマルガリータ島で準プロ・ライフセーバーとして働いていると言うことなので近々見学に行こうと思います。ベネズエラのライフセービングを語るには“マルガリータ・最高の44人(ライフセーバー)”に会わないといけないらしいです。
まだまだそれを知らない私はベネズエラでも未熟者みたいです。

雑談が長くなってしまいましたが、まだまだ講習は続きます。
ちなみにこの日もミーティングは夜遅くまで続きました…。

写真は
市長さんとインストラクター(現地の人に写真をお願いするとこんな風になってしまいます…。)



講習期間中24時間体制で待機する警察・緊急車両



消防艇も待機してくれました



おまけFoto 女性の最年長講習生と


講習会2日目 チューブレスキュー応用

講習会2日目。朝6時からの講習スタートに向けて、5時起床。前日も夜遅くまで続いたインストラクターミーティングと久しぶりの“なかよし”の筋肉痛で2日目から内心不安の朝でしたが、受講生はそれ以上に疲れていると、言い聞かせていざ出陣。

朝一番のメニューは体を温めるためのフィットネスでした。
昨日のあおりが印象的だったのか、アジア人インストラクターで物珍しいからか、はたまた他の理由があるからでしょうか?受講生たちは私のモノマネをしながら高め合っていました。

いい雰囲気ができると講習は非常にやりやすいもので、昨日に引き続きハイ・テンションで講習することができました。
午後からはチューブレスキューの反復練習がマンネリ化してきて、受講生の動きに切れがなくなってきたので最終日に予定していたライフセービング競技の講義を繰り上げて、レスキューチューブレスキューレースを取り入れました。

お昼休みのおかげか、競技への闘争心からか、午前とは明らかに動きの違う受講生たち。インストラクターたちも初めてのライフセービング競技に最後のレスキューチューブレスキューリレーには参戦してくれました。インストラクターも必死になって競技をする姿は受講生の刺激にもなったような気がします。

レスキューチューブの練習のあとはたった1本のレスキューボードを使ってのレスキューボードレスキューのデモンストレーションです。この国のレスキューボードの普及率は非常に低く、現場で活躍するライフセーバーも見たことがないことも多く、ボードをひっくり返して溺者を乗せる動きに大歓声があがっていました。

その後、フィットネストレーニングの後、フリーの復習時間と言うことでボードレスキューの練習時間もありましたが、さすがに75人に対して1本のボードではというところもあり、ボードに全く触れられない受講生もいてちょっと残念かなと感じました。やはり最低限のハード面での設備もよりよい講習会作りには必要です。

写真は朝の集合、フィットネス



   レスキューチューブレスキューレース




   フリーの復習時間に。防水カメラはライフセーバーに大人気です。



水辺講習1日目 チューブレスキュー

朝5時。移動の疲れもなんのその習慣から目覚ましなしで起床。朝焼けの会場には大きな川が一面に広がっていました。初日は受講生の移動があるため少し遅めのスタートですが、明日からは朝6時から講習開始のハードスケジュールです。

ベネズエラ定番のアレパ(とうもろこしの粉で作ったパン)を食べていよいよ講習の始まりです。本日のメインはチューブレスキュー。軽溺、重溺の1マン・レスキューをひたすら練習しました。もちろんフィットネスも大事と言うことで、溺者役が沖に到着するまでレスキュアーは腕立てなどのトレーニングです。とは言え、午後には普段から鍛えている強者の腕もパンパンになってきたので、後半はみんなで“なかよし”になりました(笑)。

会場が静水であったこと、またベネズエラのライフセービングがアメリカ由来の技術であることからチューブレスキューの方法やシグナルは若干違いましたが、大事なことは“安全・確実・迅速”の3本柱。

そうそうベネズエラのチューブのセッティングの由来もわかりましたよ。

散々チューブレスキューを練習した後はウェーディング、ドルフィンスルーの練習を含めた水でのフィットネスです。“走れ!走れ!”の掛け声と共に、横でウェーディング、ドルフィンスルーをしながら受講生をあおる姿に“You are crazy”の声がどこからともなく聞こえてきましたが、地球の裏側にまで来てライフセービングを教える自分にとっては最高の褒め言葉で、さらにあおりをかけて受講生を追い込ませることができました。

食事休憩があると言えども、夜の学科も含めて1日15時間のロング講習。初日から飛ばし過ぎたかな感はありましたが、自分のできる限りのことを受講生に伝えたいのは本心です。講習最終日まで全力で臨みたいと思います。

写真は日の出



   反省の腕立て:時間通りに全員が集まれなかったり、返事の声が小さかったり、指示通りできなかったり何かあるたびに“ライフセーバー”と叫びながら腕立てをさせられます…



   今や大竹の練習の定番となりました“なかよし”もしました。



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