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今夏8日目

明日からエクアドルにて夏休みを過ごすため区切りの1日になりましたが、レスキューもなく大きなトラブルもなく終了しました。

近くのビーチでお祭りが開かれる影響で多くの人出を予想してましたが、曇天ときどき雨のお天気の影響もあって、満員御礼でビーチがいっぱいになったのは14時過ぎ、16時半には声かけをして人をあげましたが、お祭りに行くのかすんなりと浜に上がってくれました。

今日は遊泳者からご飯の差し入れをいただきたり気持ちのいい1日でした。No レスキューで終わり気持ちよくエクアドルに旅立てそうです。16時30分にガード終わって、その翌日に海外に行くってのは体力的に負担ですが、コリーも夏のガード期間が終わった翌日にオーストラリアに帰って行きましたからね。弱音も吐いてられません。

大竹からの寄贈チューブも受け取ってきますので、更新楽しみにしていてください。
それでは行ってきます!

写真は本日のビーチ



お祭り会場


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今夏7日目

今日は何かと”うん”がついていた日でした。子供のやら、犬のやら。去年、抱きかかえた迷子の子供にされたのが、もう1年以上も前のことなんですね。

お食事前の方失礼しました。ここの浜では犬の放し飼いはOK!なので、色々と犬関係のトラブルがあってもいいかなと思いますが、犬のトラブル対応は今回が初めてでした。規則が少なくても意外と調和はとれるものです。

うちの浜の主要な禁止事項は、防波堤からの飛び込みとビール瓶を持っての海水浴。後は基本的には人の入りとライフセーバーの力量で沖のライン(沖には目安のブイが張ってある)や、スカッシュなどのボール遊びの制限、商業用のボートやバナナボート、MJの規制をしていきます。バーべキューももちろんOKですし、釣りも可能です。車両の通行は立地的に不可能なので、車が通り抜けることはありませんが…。自由な点が多いことで、規制するのは大変ですが、厳格に対応すれば多くの人は理解してくれるようになりました。語学能力が上達したのもあるでしょうが、ベネズエラ人の心を掴めるようになったのではないでしょうか?日本人の対応とはまたちょっと違いますね。

ガードをしながら、その日に会った遊泳者と話すのもライフセーバーならでは楽しみです。ちなみに会話が弾んでも問題ないくらいの少なめな人出でした。

とは言え、油断は禁物ですね。明日はこの夏の区切りの1日になるのでまた気持ちを引き締めて臨もうと思います。

合同練習会

今年3度目の周辺の浜との合同練習会が行われました。
今回はフィトネス重視の練習会でした。

30分のジョギングの後に、1時間の遠泳、その後は補強運動に近距離のスピード練習でした。
練習会開始前に浜から道を挟んだガソリンスタンドでの火災事故。練習中にも軽溺2件が発生する平日としては慌しい1日でしたが、有意義な練習会ができました。

軽溺対応では人生初の器材なしでのレスキュー対応でしたが、思ったよりもしっくりくる動きができました。練習した成果は身体が覚えているものですね。

今週末は自分にとって8月最後のガードになります。気持ちいい区切りができるようにしたいと思います。

写真は、火災現場



    本日のビーチ




YMCA ジュニア・プログラム

本日はYMCA(ライフセービングベネズエラ代表機関)の海のジュニア・プログラムに参加してきました。ベネズエラでのジュニア・プログラムはこれが初めてです。

いつものことながら、集合時間になっても参加者が集まらない。行くビーチも決まっていないベネズエラ的な準備でしたが、なんだかんだで私がいつもガードをしているビーチでプログラムを行うことになりました。

何を隠そう自分のよく知っている浜で講習会やJr.プログラムをやることは嬉しいことです。(自分の浜だからこそやりやすい、そしてやりにくい面もありますがね。)

プログラムの中心は野外活動担当のスタッフがいたのでライフセーバーは彼女の補助的役割でしたが、チューブ体験や、輪潜りリレー、ビーチフラッグなどの定番のライフセービングプログラムも満載でした。





また罰ゲームでは、大竹での誕生日祝いを彷彿させる、あんなもの・こんなものが登場し、ジュニアの身体はベチョベチョでした。久しぶりに子供たちから若いエキスをもらえたような気がします。



明日は周辺の浜との合同練習会。練習会やジュニア・プログラムと言えども浜に行れば、ガードシフトに入っていなくてもライフセーバー。本日も何度か出動機会があったので今日はゆっくり休んで明日に備えたいと思います。

写真は食事風景




6日目 浴場外対応

8月中盤の快晴の日曜日でしたが、客足(現在、海の家に雇われているので、遊泳者ではなくあえてお客さんと言う言葉を使わせてもらいます。)は悪く、朝一番はトレーニングもできるような状況でした。

大竹のようにひとつ屋根の下で、同じ釜の飯を食うことのないLos niños のメンバーですが、余裕のある時間に同じペットボトルのソーダをライフセーバーだけでなく、海の家の人たちと共有することで、ぐっと距離は近づいてきているような気がします。Give & Take(食料の共有、日焼け止めなどの日用品を海の家で買うなど)を実践することで私たちはもっと近づけるのかもしれません。

さて11時過ぎくらいから、浜は満員御礼となり大忙しに。お昼過ぎには水上消防の担当者から東3つ隣のビーチでの溺水事故(17歳の少年の飲酒による)の訃報が入り、いつも以上の緊張感とピリピリ感を感じていました。そんな私の感情を気にもせず、本日の客層は非常に悪く、防波堤から飛び込む少年集団、沖のラインを越えての遊泳など、外国人に対する軽率な言動などストレス・フルな1日でした。

これで終われば、忙しい1日で終わったのですが、3時30分に予想外の事件が発生します。なにやら沖のマリンジェットが私を呼んでいるのです。エンジンが調子が悪いわけではなさそうだったのですが、沖まで行って話をすると「西、3つ隣のビーチで溺水者ありとの情報がきた」とのこと。(浴場外対応もするの?聞いてなかった…聞かなかった自分が悪いのですが…)と心の中で思いましたが、他のライフセーバーと入れ替わる時間も惜しかったのと、他の浜にはライフセーバーがいたとしても1名で浴場外対応ができないのを知っていたので、そのままジェットに向かい現場に向かいました。

現場に着くと幸いにも、溺者の女の子は引き上げられており、意識もしっかりして、呼吸も正常戻りつつある状態でした。大量に水を飲んだとのことだったので、2次溺水の危険性を伝えて、病院への受診を薦め帰って来ました。

今回、浴場外要請をしてきたのはLa ONA(Oficina Nacional Antidroga)というベネズエラアンチドーピング団体(どこか 親しみを感じたのはわたしだけでしょうか?)。ガード中、監視船を目撃したことはありましたが、本来は麻薬等を取り締まる団体なので私は初めての連携でした。一見、私たちの活動とかけ離れた組織とも1つの命を救うために連携できることは非常に素晴らしいことだと思います。

ベネズエラでのガードも2年目になり、まだまだ未熟ながら海の家のメンバーも、お客さんも、他の組織の関係者も、私を1人前のライフセーバーとして認めてくれ始めているようです。2年目だから、外国人だから、毎日ガードしてないから、そんな言い訳は彼らには通用しません。だからこそ、その期待に応えられるよう言葉の面でも、対応の面でも、体力・技術の面でも現地ライフセーバーに引けを取らない、インストラクターとして彼ら以上のパフォーマンスができるようにまだまだ精進していかなくてはと感じています。とにかく、大事に至らなかったことに感謝です。
来週はお祭りがあって今日以上の混雑が予想されるのでまた体制を整えて最高のパフォーマンスをしたいと思います。

写真は、本日のビーチ







終了時間の4時30分になってもたくさんのお客さんが残っていたので声かけをしています。