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2009年初ガード

ブラジル、リオのカーニバルは有名ですが、同じラテンの血の流れるここベネズエラでも毎年、謝肉祭の時期に各地でカーニバルが行なわれます。そんなお祭り好きのベネズエラ人の一番好きな休暇の過ご方はビーチでのバカンスですので、土日を合わせて4連休になるこの時期、昼間は海が、夕方からは路上が大賑わいです。

海が賑わうと言うことで、2月20日、21日と今年初ガードに行ってきました。2月に海でガードをするなんて日本にいると考えにくいことですが、1年以上のカリブ生活で季節感がなくなった自分にとって大型休暇に海でガードをすることは習慣になりつつあります。

とはいっても、夏休み休暇以来5ヶ月ぶりのガードで心配事がないわけではありませんでした。冗談でリストラされていたらどうしようなんて思っていたら、タワーに堂々と座るライフセーバーが2人…。



(写真:タワーに座る見知らぬライフセーバー)

年中無休の海岸で5ヶ月もホームビーチに来なければクビは当然かなぁ。なんて思っていたら、海の家の人々が温かく迎えてくれました。今年からのProtección Civil(海岸自衛組織)のプロジェクトでバルガス州の10海岸に週末、Protección Civilのライフセーバーを配置する話は以前に書きましたが、加えてカーニバル、聖週間などの大型連休にはプロジェクトの対称でない浜も含めて監視することが決定したそうで、今回は浜のライフセーバー2人にProtección Civilのライフセーバー2名、救急隊・警察・消防・軍隊を加えての豪華メンバーでのガードでした。



(写真:プロジェクトの実施を示す横断幕、ホームビーチの横断幕がピンっと張れてなかったので、2つ隣のビーチのを掲載させていただきました。)

しかしながら休暇の大賑わいだけでなく、大荒れのカリブ海で逆潜流が発生するバットコンディションで緊張の糸は張りっぱなしでした。
そんな中、警察艇・Protección Civilの自転車パトロール・消防ヘリなどなど次々に目に入ってくるレスキューメカやレスキューレンジャーに子供のように興奮していました。



(写真:沖のロープにブイを設置する警察艇)



(写真:大規模な自転車パトロール)



(写真:消防ヘリも巡回)

そういえば5ヶ月ぶりのガードでこんなことも変わっていました。

・4時30分の海の家の業務終了時刻に合わせて、4時に全員海からあげる。大竹では極一般的に行なわれていますが、これで夕方6時近くまで残業することもなくなります。
・レスキューチューブが1本増えてレスキュー器材が3つに。浜にいるライフセーバーが常に器材を持っていられるようになりました。
・海の家の少年がライフセーバーに。夏は浮き輪や日焼け止めを売っていた少年が公認ライフセーバーに、お昼ご飯を運んでいた少年も資格講習受講中。初めてのライフセーバーと組むと呼吸を合わせるのが大変ですが、ライフセーバーが増えることは嬉しいことです。

自分の感覚を取り戻すだけで精一杯だった初日(通算12日目)のガードでしたが、無事無事故で終われてホッとしましたが、翌日私たちは自然の恐ろしさを改めて実感することになりました。(カーニバル2日目に続く)



(写真:人々で賑わうビーチ)
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