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荒波の中で




どこか懐かしさを感じる荒波

料金未払い問題の最中で、ガードが行われていないとは知りながらもせっかくマルガリータ島まで来てビーチを見ずに帰るのももったいなかったのでルーベンの勤務地でもあるエル・アグアを訪問することにしました。当初は案内をしてもらう予定だったのですが、ルーベンに急遽予定が入ってしまったので1人で探索することに…。ベネズエラではよくあることなのでもう慣れましたが、1人で観光地のビーチを探索するのは寂しいものです。

3kmも続く白い砂浜、大西洋から押し寄せる波と所々発生する離岸流になんとなく懐かしさを感じながら浜の端から端までを歩いてみました。

浜にはライフセーバーの姿はありませんでしたが、海の家で話を聞くと繁忙期には海の家単位でライフセーバーを雇うそうです。どこの海の家も自分の店の目の前では絶対に事故を起こしたくないようでした。長い砂浜でしたがどこの海の家に行っても、「ルーベン向こうの海の家の前でよく働いているよ」とか「おまえもライフセーバーか?ライフセーバーに悪いやつはいないからあがっていけ」という言葉にマルガリータのライフセーバーがいかに地域に密着した活動を行なってきたかが感じられました。



浜に残されたレスキューリール

しかしながら、悲しげに浜に立つスポンサー入りの監視塔は、スポンサーの援助だけでライフセーバーが雇われていた景気のいい時代は既に過去の話であることを示していましたが、海の家の人々の話から繁忙期にMy Rescue tube や My Rescue canを持ってビーチに集うライフセーバーの姿が想像できました。



広告入りの監視塔

自分の仕事がなければ、来週のカーニバル休暇に視察に来たいところですが、自分もバルガス州の公認ライフセーバーの認定をいただいているので、今回はホームビーチでのガードに専念したいと思います。

ベネズエラ最強のライフセーバー達のガード風景は見ることはできませんでしたが、ライフセーバーとして当たり前の積み重ねをしてきたことが、そう呼ばれる所以になったのだと思います。雇用体系が崩壊した今、最高のライフセーバーたちは最大の岐路に立っていることでしょう。ボランティア活動要素の強いライフセービング活動ですが、中々無償で続けられる仕事ではありません。海で働く全ての人と海での悲しい事故を無くしたいと思う全ての人の努力で再びここが年中無休でライフセーバーが常駐する浜になることを祈りたいと思います。

次回、マルガリータ島を訪れる時までに最高のライフセーバーたちがどんな手を打つのか楽しみです。

今回写真は文中に入れてみました。どっちのが見やすいですかね?

おまけFotoは、ベネズエラでは珍しい分別が行われているゴミ箱





と、ゴミは悪い隣人を連れてくるという看板。クラブハウスにも悪い隣人が来ないようにきれいに保ちましょう。
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