GAWAO Report
コロンビアでLifeSaving!
講習会2日目
2日目は前日の夜が遅かったのもあって、1日目より30分遅い7時スタート。
ともあれ、ウォーミング・アップの後は2人組でのフィンを用いてのレスキューチューブレスキューリレー、溺者・レスキューアーを交互に4回ずつ行い、順位を競い合いました。海に背を向けることなく、フィンを履く大竹流の方法はここでも健在でドルフィンスルーの合間にフィンを装着する伝儀(過去の先輩方の試行錯誤に感謝です。)はベネズエラのライフセーバーの目を見張るものもあり、チューブの巻き方など細かな所で時間短縮を成功させた我がバディが1番で帰ってくることができました。
スイムやランの能力だけでなく、フィン装着やチューブの巻き方といった細かな技術の積み重ねが大きな時間短縮に繋がると身をもってアピールできたと感じます。
朝食の後は、CPRの模擬授業。ガイドライン2005導入・ベネズエラライフセービング協会版CPRを再確認。まだまだ全ベネズエラでのCPRの方法の統一が図られていないこの国の現状を踏まえながらも、脈の確認などを含むガイドライン2005よりも若干高度な試技を、ライフセーバーは自信を持ってやっていきましょうとのことでした。
CPRの後は模擬講座。私たちのグループが担当のレスキューコンポーネンツのシグナルから救助の発表でした。救助の部分では、ライフセーバーの日頃の訓練と、状況判断の差が非常に出る点であることを話した上で、常に最善の方法を選択することが必要であることを話すと共に状況に合わせたレスキュー例を紹介しました。私自身にとってもレスキューの選択肢を増やすことのできた今回の講習は非常に有意義でした。
模擬講座の後はピーターさんによるカレントの講義。リップカレントのでき方、種類の復習でした。自分の理解が深まっているのもあるのでしょうが、ピーターさんの説明は彼の第2外国語のスペイン語であると思わせないほどわかりやすく、こういう風に教えれば、より理解が深められるのだなと感じるすばらしい講義でした。今後のベーシック講習でさっそく活用させてもらおうと思います。
午後は、再び海へ。頚椎損傷者の発見から確保、バックボードへの固定までを含めて順を追ってパート練習。日本に比べるとかなり雑な確保・固定でしたが、ライフセーバーの人数の少ない現状では、それが今考えられる最善の方法とのことでした。どこの国もライフセーバーの人員確保は最大の課題のようです。
夕食の後は、連夜の星空教室。模擬授業では、捜索の講義をしました。日本での現状を踏まえ、アメリカ大陸で基準とされている捜索開始後1時間(蘇生可能性の残る時間)という限られた時間でどのような捜索を行うか、発見後の対応・関係諸機関との連携について説明しました。私の浜でも実際にやっていることですが、救急車を呼ぶのではなく、管轄の最寄りの消防局や自衛組織の長に連絡を取ることが、緊急事態により効果的であることや、ピーターさんより“もの(ヘリコプターや巡視艇)がない”と嘆く前に、今もっている機関と連携を取っていくことが大切。アメリカもそのようにして、今の連携を確立してきたと、Bay Watchの世界は長い歴史の上に出来上がったものだと教えていただきました。
2日目もあっという間に10時を回る密な講習でした。
この続きは、講習会3日目へ。
2日目の内容
学科:CPR、カレント、捜索
バックボード・頚椎損傷処理
写真:カレントの学科講習
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/8cb49c5cd743a6ae43ac60af252acf24/1259588486?w=150&h=112)
写真:バックボード講習
![](https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/8cb49c5cd743a6ae43ac60af252acf24/1259588511?w=150&h=112)
ともあれ、ウォーミング・アップの後は2人組でのフィンを用いてのレスキューチューブレスキューリレー、溺者・レスキューアーを交互に4回ずつ行い、順位を競い合いました。海に背を向けることなく、フィンを履く大竹流の方法はここでも健在でドルフィンスルーの合間にフィンを装着する伝儀(過去の先輩方の試行錯誤に感謝です。)はベネズエラのライフセーバーの目を見張るものもあり、チューブの巻き方など細かな所で時間短縮を成功させた我がバディが1番で帰ってくることができました。
スイムやランの能力だけでなく、フィン装着やチューブの巻き方といった細かな技術の積み重ねが大きな時間短縮に繋がると身をもってアピールできたと感じます。
朝食の後は、CPRの模擬授業。ガイドライン2005導入・ベネズエラライフセービング協会版CPRを再確認。まだまだ全ベネズエラでのCPRの方法の統一が図られていないこの国の現状を踏まえながらも、脈の確認などを含むガイドライン2005よりも若干高度な試技を、ライフセーバーは自信を持ってやっていきましょうとのことでした。
CPRの後は模擬講座。私たちのグループが担当のレスキューコンポーネンツのシグナルから救助の発表でした。救助の部分では、ライフセーバーの日頃の訓練と、状況判断の差が非常に出る点であることを話した上で、常に最善の方法を選択することが必要であることを話すと共に状況に合わせたレスキュー例を紹介しました。私自身にとってもレスキューの選択肢を増やすことのできた今回の講習は非常に有意義でした。
模擬講座の後はピーターさんによるカレントの講義。リップカレントのでき方、種類の復習でした。自分の理解が深まっているのもあるのでしょうが、ピーターさんの説明は彼の第2外国語のスペイン語であると思わせないほどわかりやすく、こういう風に教えれば、より理解が深められるのだなと感じるすばらしい講義でした。今後のベーシック講習でさっそく活用させてもらおうと思います。
午後は、再び海へ。頚椎損傷者の発見から確保、バックボードへの固定までを含めて順を追ってパート練習。日本に比べるとかなり雑な確保・固定でしたが、ライフセーバーの人数の少ない現状では、それが今考えられる最善の方法とのことでした。どこの国もライフセーバーの人員確保は最大の課題のようです。
夕食の後は、連夜の星空教室。模擬授業では、捜索の講義をしました。日本での現状を踏まえ、アメリカ大陸で基準とされている捜索開始後1時間(蘇生可能性の残る時間)という限られた時間でどのような捜索を行うか、発見後の対応・関係諸機関との連携について説明しました。私の浜でも実際にやっていることですが、救急車を呼ぶのではなく、管轄の最寄りの消防局や自衛組織の長に連絡を取ることが、緊急事態により効果的であることや、ピーターさんより“もの(ヘリコプターや巡視艇)がない”と嘆く前に、今もっている機関と連携を取っていくことが大切。アメリカもそのようにして、今の連携を確立してきたと、Bay Watchの世界は長い歴史の上に出来上がったものだと教えていただきました。
2日目もあっという間に10時を回る密な講習でした。
この続きは、講習会3日目へ。
2日目の内容
学科:CPR、カレント、捜索
バックボード・頚椎損傷処理
写真:カレントの学科講習
写真:バックボード講習
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