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講習会最終日

講習会最終日。朝はもちろんフットネス・。ラン・スイム・ラン・チューブ・ラン × 3からスタート。1セット目まではなんとかピーターさん、マルガリータのライフセーバー・ルーベンに着いて行きながらも、その後失速。3番手でのゴール。普段泳いでいるか、いないかがよくでてしまった結果でした。とは言え、久々に息を切らしながら浜を走り、波に向かってドルフィンスルーするのはなんとも気持ちのいい練習でした。

朝食後は、ボードレスキューの確認、素手でのレスキュー、ヒューマンチェーンでの捜索でした。アメリカン・ライフセービングでは重溺時のボードでのレスキューを推奨していないため軽溺のみの練習。日本式のボードを使っての吹き込み動作にはみな興味をしめしていました。ちなみに救助に向かう途中に、重溺に変わってしまったらどうするのかと言いますと、重溺になっても対応できるようにボードでレスキューに行くときと常にチューブを装着しているとのことでした。ところ変われば、レスキュー方法も変わるものです。

素手でのレスキューでは、現在ILSおよびアメリカン・ライフセービングの教本から削除されたとの前置きがありながらも、万が一の場合に備えて、もっとも確実な確保の方法としてチェストによる素手での確保の練習とエスケープ法を確認しました。もちろん水に入らないで救助する方法・ペットボトルやビニール袋など何らかの浮力を持って入水できるならそれにこしたことはありませんがね。

最後はヒューマン・チェーンを使っての捜索作業の練習。ヒューマンチェーンを使って、重りの入った箱を探すという課題だったのですが、水が透き通っていたのもあってベテラン・ライフセーバーにあっという間に見つけられてしまいました。彼いわく若い頃、50メートルプールに20ドル札を落としてよく練習したとのこと。普通ではない環境を自ら作り、その水の動きを観察することで、目は鍛えられるとのことでした。彼の監視の能力には圧巻です。

4日間の講習会を通じて、非常に自分の引き出しを増やすことのできた4日間だと感じています。実際のレスキューの現場において、たくさんの技術を求められることは少ないでしょう。レスキューチューブ1本で、また1つの方法で確実かつ迅速に救助ができれば、問題はありません。でももしその方法が使えなかったら、より良い方法があったとしたら…。そんなことを感じさせられた講習会でした。今回学んだ技術や考え方を自分のものにするのには今後の反復練習が必要です。しかし、それを身につけた後にはまた一回り成長した自分があるのではないかと思います。今は違和感を感じるアメリカン・ライフセービングも将来、自分の引き出しのひとつに入り、状況に合わせて使い分けられるライフセーバーになっていければと思います。

最後にアメリカからわざわざボランティアで指導に来てくださったピーターさん。講習会をコーディネートしてくださったワンダさんに感謝します。

10年、20年後に自分も彼らのような指導員になれるように精進しなくてはなりませんね。

写真:ボードレスキュー



写真: 最後に全員集合(ピーターさんよりクラブTシャツを頂きました。)

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