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幸せな時間

クリスマス休暇、初日の土曜日。ブラジル国境への旅行をキャンセルして、向かっていたのは、いつもの浜でした。



と言うのも、帰国直前の今でも仕事が終わってないという悲惨な状況でまたしても、首都に上京してました。疲れも溜まっていたので、そのままトンボ帰りをしようかとも思ったのですが、自然と足が浜に向かってました。やはり海は色々なものを洗い流してくれます。

休暇初日ながら、遊泳者は少なく、かつての同僚も戻ってきており、3人でのガード。海の状況はあまりよくなかったので、レスキューも数件起きましたが、1日3回・東隣2浜まで出張パトロールに出る広範囲ガードも実施し、バルガス州のリーダービーチとして、日々、浜が成長していると感じました。

指導員講習会でピーター氏が、「アメリカのライフセービング」という演題で彼のメインビーチ、テキサス州のガルヴェスタン島のガードシステムを紹介していた時にライフセーバーを常に配置している合計4kmのビーチの他、周辺の16kmの海岸線が自分たちの管轄であり、24時間365日を通じて、死亡事故を起こさないことが最低で最大の目標であるとおっしゃってました。

名実共にベネズエラ一安全なビーチになりつつある、ガイラ海岸子どもたちのビーチは、「自分の浜の安全確保」という時代から、多少のリスクを犯しながらもガイラ海岸の30kmの安全を守るために動き出したのかもしれません。

さて、帰国を2週間後に控えた今、ガイラ海岸子どもたちのビーチでガードを出来る日も限られてきました。2年間のベネズエラの生活で最も幸せな時間、タワーの上で豪快な魚のフライのお昼ご飯を食べれるのも、あと数えるほどしかないのかと思うと非常に残念です。

と言うことで、大竹では絶対にありえない写真を撮ってもらいました。



「写真:ガード中のタワーの上での食事」

大竹に戻ったら、ガード中に写真を撮ったり、撮られたり、遊泳者と一緒に写ったり、そんなことは出来なくなるんでしょうね。日本に戻ったら、写真に一緒に写ってくださいなんて言われないんでしょうが…。

1年半前、ベネズエラでガードを始めた頃、売店の人に言われた言葉、「ライフセーバーは(子どもたちの)ヒーローなんだから厳格でなくてはいけない。そして流れたボールを取りに行ったりとか、写真に一緒に写るとかサービス精神旺盛に対応しなくてはいけない。そうすることでまたここに来る人が増えて、ライフセーバーのいない浜で泳ぐ人は減って事故も少なくなり、売店も儲かって、皆ハッピーになれる。」なんともラテン的な発言ですが、この言葉のおかげで、お客様第一主義でガードが出来たような気がします。今では名前を呼んでくれる常連さんも出来ましたし…。

残すは、ベネズエラの最後のガード。年越し休暇と言うベネズエラで最も遊泳者が来る素晴らしいはなむけの場を用意していただきました。無事故はもとより、お世話になった全ての人々が気持ちよく過ごせるビーチをマネージメントしていきたいと思います。

GAWAOレポートも残りわずかとなりますが、最後までお付き合いください。

写真は、本日のlife saver



ユニフォームの贈呈





最後のユニフォームは、ブログの巻頭の写真でお馴染み、ベネズエラ初のアジア人ライフセーバー・アリーさん。パナマでのライフセービング活動から一時帰国しました。
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