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日没まで及んだ実技試験

講習会4日目午後.午前の学科補習で質問が多く出て時間がオーバーしたと言うことで、午後の実技試験はゆっくりめのスタート。実技試験は1対1のチューブレスキューが重溺、軽溺知らされずに行われます。中には軽溺から意識なし・呼吸なしに変化するものもあり、観察力ととっさの判断力が求められます。

溺者役もその細かい要求に答えるためにインストラクターが行いました。もちろんこちらの採点基準を把握しきれていない自分は溺者役となったのでした。
溺者役といっても受講生の合否を決める重要な役です。沖でのパフォーマンス、声掛け・対応を逐一評価しなくてはなりません。75人も受講生がいると首を持って運ぶ受講生もいれば、溺者を引き上げられずに倒れこんでしまう受講生もいます。CPRの手順が間違っていたときには思わず、“違う!”と教えたくなりましたが、これは検定なのでぐっと我慢。空き時間に自分が講習に来る前の部分もしっかり確認するべきだったなぁと反省しました。

ちなみにベネズエラのCPRはガイドライン2005が採択されておりますか、まだ脈をとっての“循環のサイン”の確認が行われております。また標準実技ではAED要請が省かれておりますが(ちまたでのAED普及率が極めて低いため)、講習生の多くは医療用AEDを使用したことがあるとのことでした。

試験は3人ずつしか行えないため、講習は日没まで続きました。正直、二次事故の危険性も0ではありませんでしたが、この国ではライト等の光源の確保できるとことでは日没後も捜索を行うらしいので、郷に入っては郷に従えで実際の捜索と同じ状況を作り出して最後まで試験を行いました。

溺者役4時間、昨日以上の疲れがありましたが、無事試験が終わったことに一安心です。

写真は 試験の様子



日没になっちゃいました…溺者役の3人。後ろの光はお月さま。



まだまだ試験は続きます…。


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