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コロンビア・ライフセービング事情



西を太平洋、北はカリブ海に面したコロンビアは、赤道直下ということもあって1年中が海水浴シーズン。沿岸部ではたくさんの人たちが休暇を過ごしにやってきます。
しかしながら、ライフセーバーの確保できないことで特に波が強く、潮の満ち引きが大きいことによる引き波の強い太平洋沿岸では、多くの人が溺れて亡くなっています。また、ライフセーバーのいる浜でも、日当1500円(コロンビアの最低賃金が、日当1250円)を、支払うのが限界であり、もちろんレスキュー器材などはなく、ライフセーバーは救助の際に大きなリスクを背負いながらも、ボランティアに限りなく近い環境で働かなくてはなりません。そして、その環境でCPRやFAだけでなく、酸素ボンベの取り扱いなどの高い技術を求められているのです。

確かに、このような環境でライフセーバーを増やそうと言うのは厳しいものがあります。ベネズエラでは海岸線を持つ2つの州でライフセーバーを配置していましたし、海岸線を持たない観光地でも十分な給料を海の家が払っていました。コロンビアも決してライフセーバーに対する理解が低いわけではなさそうですが、雇用という形には表れていないようです。

Alfonzoさんは、ライフセーバーだけでなく、ダイビング・水泳のインストラクターで、赤十字社の水安指導員等をしながら生計を立てています。ライフセーバーの資格体制を整えるために多くの水辺に関する団体と連携をしながら、公務員としてのライフセーバー職の成立を目指して活動中です。(この辺は日本より進んでいると思うが、日本と違うのはボランティアで飯が食えるほど金銭的に余裕がある人がいないのが現状であります。)

講習会等を行うのにも十分な知識を持った指導員がいないことから、海外から指導員を呼ばなくてはいけませんが、コロンビアというお国柄あまり人が集まらないのが現状です。早速、2週間後の首都での水辺の安全対策会議で私のことを紹介してくれるそうなので、活動の場はすぐ見つかりそうです。事実、もう既に学校の近くのホテルのクラブハウスのプールガードの誘いも受ました。

まだ引き受けるかは、決めたわけではありませんが、必要とされる場所があるならば、引き受けたいのが本心?かな。

コロンビアでのライフセービング活動の第一歩として、まずはプールガードへと歩みを進めてみようと思います!

*ブログにはコロンビアの話しばかりを書きましたが、実際には日本のライフセービングの話(今年のガードビデオ久々に見ました。)、ベネズエラの話をして、情報交換してきましたよ。

写真はアルフォンソさんと



ちなみにこちらの食事はこんな感じ(ご飯にひき肉、ウインナー、豚のから揚げ、目玉焼き、サラダ、バナナのフライが乗って400円)

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