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ガード9日目

 9月になっても相変わらずのガード生活です。自分が呼ばれるのは人の足りない日(土日と専属のライフセーバーがガードに来られない平日)ですが、少ない人数で1年中ガードを回すのは大変なことです。

今日は久々に3人のライフセーバーで監視。3人いると休憩の時間も多少取りながらのガードが可能です。といっても大竹の休日並(以上)の働きはしています。

今日は午後から突然の雨。雨風しのげているのかわからないタワーで震えながら監視していました。でも雨が止めばまた灼熱の太陽が戻って来るわけですから不思議な国です。

雨のおかげで海の汚れがひどかったので今日はトレーニングなしで帰りました。ここの海日本のような水質検査をしたら一体どんな値がでるのか、疑問です。何もなければ水質はキレイだし魚もいるから大丈夫だと思うんですが…、生活廃水垂れ流しですからね…。そんなこんなで今日は写真も撮れずに帰ってきてしましたので、帰りの渋滞の写真を添付します。

写真、首都に向かうバスを待つ人々



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ガード8日目

8月31日。日本では夏休み最後の日曜日。日本は“ゲリラ豪雨”などと呼ばれる集中豪雨で天気が悪かったようですが、ベネズエラは相変わらずの常夏の陽気です。

この日は前日の夕方に雨の降った影響(ちなみにベネズエラは年中ゲリラ豪雨ですよ。)で朝から沖の方に浮遊物が漂っていました。こっちに来るなよと言う祈りもむなしく、10時過ぎに沖のブイに到着。30分後には海岸全域がゴミに覆われました。

大きな丸太等はパトロールをしながら取り除いていたのですが、ゴミの量は半端なく、海の家の従業員も含めてビーチクリーンを行うことになりました。
しかしながら、今日は日曜日、海の中は芋洗い状態です。監視もしなくてはいけないし、でもゴミの中には木片や割れたビン、金属類の危険物もあるから早く取り除かなくてはいけないし。何よりも遊泳者がこんな汚い海では気持ちよく泳げないだろうしということで、レスキュー器材携帯しての大清掃が始まりました。

この国では掃除やゴミ拾いなどは最低賃金労働者の仕事であって、偏見のある仕事ではあるが何人かの遊泳者も清掃に協力してくれました。特に子供は私がゴミを集めているとよく手渡してくれます。今日だけではないが、この国ではビンの飲み物(特にビール)が主流でビーチにはよくその王冠が落ちています。パトロール中にそのゴミを拾っていると子供たちは私が王冠を集めているのだと勘違いをして一緒にゴミを拾ってくれます。日本でも同じですが、子供と共に活動を行っていくことで大人の意識も変えられるのかもしれません。

写真はチューブパトロールではなく、ゴミ拾い
   忙しい中、売店さんにお願いして写真を撮ってもらいました。





■■■

ガード7日目

仕事と研修で2週間ほど海への足が遠のいていましたが、8月30日まだまだ暑い日の続く中、7日目のガードも無事故で終了しました。参加できなかった2週間、土日でもライフセーバー1人での監視の日もあったそうで、“もっとうまく仕事の調整ができれば…”と後悔しています。そして、もし浜を離れた2週間に尊い命が失われていたら…それは後悔だけでは済まなかったでしょう。

2週間ぶりのガードに海の家の人は温かく迎えてくれましたが、その間1人でガードをしたこともあったライフセーバーには怒りにも近い感情をぶつけられました。

365日24時間監視することは不可能。そんなことはわかっていながらも、彼もまた休みをフルに活用してガードにあたっていたのだから当然の感情かもしれません。平日であっても1人でガードをすることは相当の不安であり、相当の集中力を要しました。休日はそれ以上の不安とストレスを感じながらガードをしていたに違いありません。

人の命より重い仕事だったのか? 
そして、ライフセービング発展のための活動することで、ガードができなくなり、仮に命が失われたら自分はどう思うのでしょうか?

正直、今葛藤しています。

ベネズエラでの競技会・講習会の整備を進める中でそれらの活動を行うには多くのライフセーバーが必要です。それを行うことで各浜のガードが疎かになることは本末転倒なのではと…。

多分、結論はでないと思います。多分、皆、葛藤しているのではないでしょうか?
人での少ない大雨の日でも海水浴場期間は監視救助業務を行い、海水浴期間が終われば8月の土日でも監視救助業務を行えないことを…。

その葛藤の中で、一つだけ決心したこと。

自分はCPRをしにこの国に来たわけではない。自分が浜にいる時間は絶対に事故を起こさない。

カリブの海にもう2度と足を運ばなければ、この目標は達成できるでしょう。でも海には行きます。だって、ライフセーバーですから。

写真は、タワーができました!
7日目のビーチ(タワーから)



バリアフリービーチ

バリアフリービーチってなんですか?

老若男女、健常者も障害者も安心して楽しめるビーチ。そこにはランディーズも、スロープも、広々とした手すり付きのトイレもなくてもいい。必要なのは思いやりに溢れた人だけ。

 ここでガードを始めてまだ数えるくらいしか経っていませんが、お年寄りや身体の不自由な人がたくさん遊びに来ているなぁと感じます。正直言って、土日の人手ではそんな人たちに1人1人対応することは不可能ですが、ふと気づくと車椅子を押す人、海に入るまで使っていた杖を浜まで運ぶ人、おばあさんの手を取りリードする子供と色々なところで助け合いの精神を目にします。
 この浜ではアナウンスなんてないので、迷子の子供を保護したときは子供を抱きかかえ、「この子のお母さんはどこですか?」などと笛を吹きながら浜中を回りますが、そんな時も、遊泳者が“あそこの人の子だよ。”とか、“この子、知っている子だから届けるよ、あんた監視に戻りな”とか声をかけてくれます。
そんな光景を見ていると、ここが犯罪の多いと言われる南米でも最も犯罪の多い国であることを忘れてしまいます。

 私はベネズエラに来る前、3年間、東京都障害者総合スポーツセンターのプールでライフセーバーとして働いていました。
 
そこで気づかされたこと:障害がある人たちが公共のプールや海で肩身の狭い思いをしているということ。

センターの利用者がよく言っていた印象的な言葉:“公共のプールや海には車椅子や杖などの器材が持ち込めなかったり、トイレやシャワーが小さすぎたり、手すりがなかったりする。そして泳いでいると監視員に止められる。注意される。”

 障害者センターの設立理由“障害者のスポーツ分野での社会的自立”とは裏腹に全国的に障害者専用のスポーツセンターは増え、障害者にとってもそこは快適で安全な空間になっています。確かにバリアフリー設計で、自分の障害や病気についての知識のある人が近くにいて、万が一の医療体制も整っているのだから当然かもしれません。

しかし実際問題、公共の海やプールでそこまで求めるのは不可能だと思います。そう考えると日本でバリアフリービーチを作るのは夢のまた夢になってしまうのではないでしょうか?

ハード面から考えたら、ここのビーチはバリアフリーのバの字もありません。バリアフリーどころか、海水浴場として十分な設備も整っているとは言えないでしょう(トイレを聞かれて草むらと2つ先のビーチの公衆便所を紹介するくらいですから…)。ソフト面でもスペイン語の片言なライフセーバーがいるくらいだから決していいとは言えないでしょう。でもここにいる遊泳者、売店さん、ライフセーバーが支えあって様々なバリアをなくそうとしているのを感じます。売店とライフセーバーが協力することで監視の目を増やすことができるし、遊泳者同士が助け合うことでお互いに気持ちのいいビーチを作っているような気がします。

昭和30年代の地域の目が見守る社会ってこんな感じだったんでしょうか?
いつまでもこんな社会が続きますようにと願いながら、日本もこの感覚を取り戻して欲しいと感じる今日この頃です。

写真は:こんな光景が日常茶飯事に見られます。



競技会開催に向けて!

10年連続無事故達成おめでとうございました。そしてお疲れ様でした。
大竹には行けませんでしたが、安堵感と自分も顔晴らなくてはという気持ちを感じています。
とは言え、海への足も、ネット環境への足も少し遠のいてしまっていて、活動はマイペースです。

先週は夕方以降の時間を使って、YMCA Caracas(現地ライフセービング協会)でスポーツとしてのライフセービングについて共有してきました。ライフセービングの器材や競技を見たことのない人に対して競技の説明をすることは日本語でも難しいのに、私のつたないスペイン語のプレゼンを2日間にわたり、聞いてくれた協会関係者、コンペティター、そして資格を取ったばかりの若きライフセーバーに感謝いたします。

今回は来月以降に行われる予定のブラジル・アメリカ合衆国からのライフセーバーを集めての競技伝達講習会の前哨戦とも言える会議でライフセービング競技にはどんなものがあるのかを、ベネズエラのライフセーバーに伝えるいいチャンスでした。SERCやスーパーライフセーバーなどのプール競技にはたくさんの質問が集まり、オーシャンマン/ウーマンでは、なんて辛そうな競技なんだという消極的な声と、この競技で活躍したいという積極的な声が聞かれました。
ベネズエラの国でライフセービング競技を見たことがあるライフセーバーは片手で数えられるほど。そんな彼らがRescue2010イギリス、Rescue2012、オーストラリアに向けて今、動き出しています。そしてそんな空間に自分が入れると言うことがまた幸せです。
競技会を開催すること、世界大会に選手を派遣することが、必ずしもこの国のライフセービングの発展になるとは思っていません。競技の練習をする時間があるならば1日でも、1時間でも多くガードをしたほうがよいという意見も聞かれるほどですし、事実ベネズエラの海岸・プールにはライフセーバーは相当量不足しています。

しかしながら、世界のライフセーバーと接することで自分のライフセービングが大きくなることは間違いありません。オーストラリア合宿、夏のオーストラリアからのライフセーバーの招聘、そしてベネズエラへの活動。自分の知らなかったライフセービングとの遭遇は、様々な衝撃と問題を投げかけてきてくれます。世界大会への出場がベネズエラのライフセービングの更なる発展になればと、まずは国内大会の開催に向けて動き出しています。

まだまだ先は長いかもしれませんが、今後が楽しみです。

尚、今回は3ヶ月に及ぶライフセービング講習会の資格証授与式も同時開催されました。新たに資格証を授与した若きライフセーバーたちの目はキラキラ輝いていました。そんな彼らに自分も負けてられません。

写真は、会議の後、全員集合
   (現在、ベネズエラのライフセービング協会にアメリカからのライフセーバーが自費で研修に来ています。インターナショナルです。)
    資格証授与式




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